初購入の方にブロックプリント生地について知っておいてほしいこと

こんにちは。今日はブロックプリントを初めて見たし、触ったことないですという人のために、生地としての特徴や知っておいてほしいことなどをまとめてみました。

基本的には普通のコットン生地なんですが、日本の生地などと比べると、原始的製法なのでやや荒削りな部分もあったりします。

そこが魅力という人が大半ですが、初めて手に触れる方にとってはもしかするとこれはB品なのでは?!とならないように前もってお知らせする回です。ブロックプリントの歴史や製法や使い方に関しては過去に記事を書きましたので、そちらも合わせてご覧ください。

ブロックプリントの歴史とMOJORAの由来

生地のタイプ

まずはベースとなる生地の厚み。これがものによって少しずつ違う厚みというか風合いというか、いずれもコットン100%なのですが、やや薄手だったり割としっかりめだったり、プリントによりまちまちです。色の濃いものは比較的安定した厚みの素材のものが多いような気がします。普通の厚みのものはシャツや小物などそのまま使えるものが多いですが、薄手のものはガーゼのような透け感のある素材のものもあり、制作物によっては接着芯必須となります。

薄手タイプ

ガーゼのように柔らかい生地
ガーゼより目は細かいけど薄手

スタンダードな厚み

耳つき

耳とは、ブロックプリントの端に装飾のプリントがあるもののことを言います。これはインドの人が服を作る際に、袖口や襟などのポイントに使われ、ほとんどの生地が片側だけにあります。ご自身で服を作る場合も打ち合いに使ったり、またはカーテンなど装飾の裾に使ったり、バッグの紐部分に使ったりなど、工夫次第でアクセントとしてお使いいただけます。

通常の耳は端までしっかり染色されている場合や、波状になっている端が多いです。ものによって違うので、それぞれの商品ページで端部分の画像を載せています。

手作業による小さなシミやインク飛びなどの程度

実際手にしたことある方は、ああなるほどこんな感じなのねとわかりますが、みたことない方にとってはどの程度なんだろうと思いますよね。こればっかりは切り取る部分によって差があるので、商品ページにも載せきれません。よくある感じのサンプル画像を用意しましたので、こういう感じなんだなというのをざっくり前もって分かっておくとお買い物しやすいのかなと思い、参考画像を撮ってみました。

汚れや色の滲み

色の滲み
これは色抜け。うっかり彫り忘れちゃったんですかね〜

掲載している画像はほんの一部で、探せば色々とあります。それぞれの主観によるとは思いますが、実際見て頂くと思ってるほど目立つものではありません。どれも許容内と判断して販売しております。

それにほとんどの生地がこういった状態なのかというと、そういうわけではありません。手仕事の商品なので割合は多いですが、全体にあるわけではありません。あくまでも一部、こういう部分もあるよという参考にして頂きたいと思っています。

基準としては私なら使うか、これでモノを作れるか、販売できるか?常にそう思って判断し、ダメージが多いなと思えば余計にカットしたり、商品の説明文に記載したりと、その物によって対応させて頂いています。

ブロックプリントを買うお客様は心優しい方が多いかと思います。言いにくいかもしれませんが、ご自身の基準でどうしてもこれは無理だなと思われた場合は、遠慮なく連絡ください。気持ちよくお買い物して頂くのが一番です。

さいごに

これらの手仕事を感じる小さな跡に想像を膨らませたり、インドに想いを馳せたり、味として受け入れて楽しんで頂くのが一番の幸せです。より良いお買い物体験になりますよう、この記事が参考になれば幸いです。当店としても、できるだけ素材感がわかりやすい画像を掲載していきたいと思います。

一度試しに少し買ってみたいなと思われる方には、少しずつ購入できるセットがあります。こちらでミシンのかかり具合や生地の薄さなどをお試し頂いたり、小さな小物を作りたい方にもおすすめです。

可愛いものつくりを楽しみましょう!

インドのブロックプリントってどういう使い方があるの?おすすめな使い方

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